日々、体を鍛えトレーニングに汗を流すアスリートでも、体脂肪を落とすためには食事をコントロールしなければ、減量することができません。

特に五大栄養素といわれる炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルは必要不可欠でバランスよく摂取する必要があります。

それに加えて、体の状態や種目ごとに摂取する栄養のバランスが変わってきます。

短距離などの瞬発的な競技のアスリートは超回復を効果的にするためには筋肉の材料であるタンパク質を多めに摂るよう食事管理され、

長距離などの持久的な競技では長時間の運動を続けるために消費されるグリコーゲンを回復させるために、エネルギー源となる糖質とその代謝を助けるビタミンB1を多めに摂取できる食事をしています。

減量するうえで食事をコントロールしていない運動選手はおそらくいないと思います。“○○ダイエット”や“○○体操”などで痩せられるならアスリートも皆さんやってるはずです。

基礎代謝量が一般人よりもかなり高い状態であるアスリートでも、食事をコントロールするところから始めなければ、体脂肪率を減らしていくことはできないのです。

つまり、我々一般人が運動だけで痩せるということがどれだけ無謀で不健康なことかが分かりますよね？

テレビや雑誌などでよく見かける『○○だけで痩せる！』『○○ダイエット！』といった誇大広告には、必ず“効果には個人差があります”と書かれています。

効果を保証するものではないと言う保険的な意味でもありますが、たとえ、その方法で痩せられたという結果が出たとしても必ず食事のコントロールを並行して健康面にも配慮しながら行っています。

ものにもよりますが「そのダイエットだけで痩せたんだ」と勘違いして、それだけをただただ行うだけでは、痩せるどころか体調を崩して逆にリバウンドを起こす危険性さえあります。

食事のコントロールを全くしないで５～１０kgの体脂肪を落として痩せる事は、一般人には無理難題で成功させるのは非常に難しいということが分かったかと思います。

必ず食事や栄養管理から始めるか専門的な指導の下、健康や体のことを考えたダイエットをお勧めします。