トランス脂肪酸とは、保存期間を長くする為や、生産コストを下げる為に人工的に手が加えられた自然界に存在しない脂肪酸のことを言います。海外では、構造が似ているト言うことや人間が作り出した化学物質である為『プラスチックオイル』と呼ばれたりしています。

これが含まれた不自然な食品が体内に入ることで、内臓にかなりの負担がかかり、それが吸収されることで多くの病気の原因を作っていると言われています。

『狂った油』とまで言われるトランス脂肪酸は、すでに何年も前から欧米をはじめとした諸外国で対策されており、2013年よりアメリカ全土ではトランス脂肪酸の食品利用を事実上禁止する方針となっています。

これは、トランス脂肪酸が含まれるものを提供したら犯罪になるということです。国によっては、所持すること自体が罰則になると言われている国もあります。つまり、マーガリンのついた食パンを朝出しているお母さんは、国によっては捕まるという話です。

韓国でも規制が相次ぎ『トランス脂肪酸ゼロ化』が宣言され、中国ではトランス脂肪酸の含有量の表示が義務付けられています。

それくらい海外では危険視されているものだということを、十分にご理解頂きたいと思います。

これだけ世界で規制されているにもかかわらず、日本では全くの野放し状態です。以前では和食文化だった日本でも食の欧米化が進み、知らず知らずのうちにこう言った添加物を多く摂取してしまっています。

コンビニなどで裏の表示を見ると分かりますが、食べ物の多くに、マーガリンやショートニング、ファストスプレッド等のトランス脂肪酸が入っています。

これは、コストダウンの為に使われているので、日本で規制が入れば当然食べ物のコストも上がります。そうなれば外食産業がより打撃をうけてしまう可能性が出てくるので、あまり問題にはならないのかもしれませんね…。

自分や身の回りの人たちを守るためにも有益な情報を活用して、健康的な生活をぜひ送っていただきたいと思います。