グルテンとは小麦粉などに含まれるタンパク質の一種で、小粉を練った時に出る粘り気や弾力を出す成分です。

このグルテンは腸壁を傷つけてしまい、栄養だけでなく腸内の毒素までも吸収してしまうため、間接的に病気の原因を作ると言われており、最近では食欲増進作用があるということも分かってきました。

グルテンの成分が食欲を刺激し、必要以上に食べてしまうので肥満を引き起こします。

パンはもちろん、パスタやラーメンやうどんなどの麵類、ケーキやクッキー、ドーナツなどのお菓子類が代表的なグルテンを含む食べ物です。

そもそも日本人にとって小麦粉の食事は体質的に合わないそうで、ダイエットにはもちろん向きません。

というのも、市販のパンはマーガリンやショートニングなどのトランス脂肪酸が多いですし、パン屋さんのパンでもバターが豊富に使われているものがほとんどです。そして、それに合わせる食べ物や飲み物もダイエットの邪魔になるものが多くなります。

朝や昼の食事をパンにしてしまうと、おかずの量が少なくなるため栄養素の量も少なくなってしまいます。さらにお腹はいっぱいでもまたすぐに空腹感がおとずれおやつなどの間食をしてしまいやすくなります。

飲み物もコーヒーや紅茶など、カフェインやミルクや糖質などが含まれたものを選びやすくなってしまいます。

この様にパン食をメインとしてしまうと、そもそも太りやすいパンに加えて1回の食事での栄養バランスも崩れがちになり、間食などで無駄なカロリーを摂取してしまうという悪いパターンが作られやすくなります。

そのため、根本的なパンを食べる習慣からあらため、主食を白米にした和食中心の食生活に変えるところからまず始めてみてください。