酵素は人間の生命維持に必要なたんぱく質の一種で、全ての生物に存在し肉類や魚類、野菜類などの食材にも含まれています。

しかし、酵素は50℃以上の高温で変質や死滅してしまうので、摂取する際は基本的に生の状態のものが良いとされています。

体内にある酵素は『潜在酵素』といわれ、消化や吸収に使われる『消化酵素』と代謝や排せつ、細胞分裂などに使われる『代謝酵素』の２つに分けられます。

人間の体内に蓄えられており、一回に使える酵素の量が人によって決められており、その量が少ないと肥満になりやすいと言われています。

さらに体内で作られる酵素は、一生のうちに作られる量が決まっています。さらに年齢を重ねるごとに生産量も減っていき、特に20代を過ぎた頃から急激に減り始めます。加齢とともに体重の増量や体系の変化、シミ・しわ・たるみなどが気になるのもこのためです。そして酵素不足の悪循環な生活を続けると体は様々なリスクを抱えます。

また、普段の食生活も関係します。過食や添加物、高GI食品などの食生活により『消化酵素』が無駄に使われ過ぎてしまい、『代謝酵素』の量が足りなくなってしまうからです。

潜在酵素は、先に消化酵素が使われ残ったものが代謝酵素として使われています。

図のように食事によって酵素が足りなくなってしまったり、元々の酵素量が少ない方は、代謝酵素が効率よく使えなくなってしまっているので太りやすくなってしまいます。

ファスティングダイエットの目的の一つがこの代謝酵素の量を増やして活性化させることです。

食事量を減らすことで消化酵素の量を減らし、代謝酵素を残しておくことで痩せやすい体に近づけていきます。

ファスティング中に摂取する酵素ドリンクもこれが理由です。最低限のカロリーやミネラル・ビタミンを補給するとともに、元々の酵素の量を増やしてあげることで、さらに消化酵素を残すことができます。

美容と健康を意識されている方にも効果的な内容ですので、ぜひ実践してみてください。